第7回あるべき姿をデザインする勉強会ダイジェスト(2/13)
第7回は”あるべき姿を考える感覚をインストールしよう!”の第3弾として、ありたい人材像からありたい場の創造へ展開していきました。

これまでのありたい人材の考え方を踏まえ、実際に人がそのように成長するための場として、「どんな場であったらいいのか」について思考を展開していきました。まずは、グローバルから連想される概念を幅広く展開していきながら、成長する場について問いかけをしていきます。

始めに、成長した人材のイメージを踏まえながら、自然あふれる研修所で、「人間成長へのどんなドラマが必要か」「どのようにすれば、〜できるか」などの問いかけから開始。
「どのようにすれば、参加者同士が楽しめるのか」や、「成長を実感する瞬間とは、どんな時?」などの問いかけを受けて、逆に「制限された場所」や「不便ば場所」、「来て欲しくない人」や「来て欲しい人」など、心身とも健康な状態を作りながら、変化のきっかけとして何が必要かといった要素を整理していきました。

ところが実際には、このような検討をすると、想定通りの答えが出てくることは、まずあり得ません。
今回のワークでも、当初、ありたい人材のイメージに引っ張られ、なかなか ”場” 視点での問いかけやイメージが出てきませんでした。
こういう状態になった時こそ、どう思考を切り替えていくか、リーダーの腕の見せ所です。それでは、どう切り替えていくのか・・・? お題をシフトしていきながら、参加者の思考の方向性を少しずつありたい方向に持っていくことが技となります。お題を探るイメージですね。

最後に、今回のあるべき姿をデザインすることについて、ありたい場を考える中で一度整理をしました。
ありたい場所を ”デザインする” と言うと、一見、場のデザインと考え、一般的には技術や品質、ものの形や見栄えなどと考えがちです。しかし、今回のように、あるべき人材像へ変化させる場所として考えていく場合、どう各個人の視点やビジョンを変え、情緒的な感情をも伴いながら、ストーリーを発信する場と捉えられるか。これこそが、場づくりにおける見えない本当の価値ではないかと考えています。
