第2回あるべき姿をデザインする勉強会のダイジェスト(11/7)
第2回は、あるべき姿を考える第1歩として、どのようにして、あるべき姿を描いていけば良いかについて考えていきました。

今回の勉強会では、全体像として、
右図のようなイメージで、あるべき姿を描いていこうと考えています。
発散と収束を重ね、根本の問題と本来の攻めどころを追求しながら、そこから浮かび上がる価値や機能を構造化し、手段やプロトタイプへつながるイメージを描いています。
ただし、進捗状況により、前段の部分に特化することも考えています。(問いかけを重視する予定)

まず、あるべき姿前半のアプローチです。
あるべき姿に一番必要なことは、
何が問題なのかを追求することです。
つまり、問題設定次第で、その答えとなる”あるべき姿”は大きく変わります。
問題設定がなにかと言えば、『問いかけ』であり、
どう問いかけていくかを段階的に示していきました。

なお、あるべき姿を考えるにおいては、目的と目標の違いを認識すること。
あるべき姿は『目的』であり、FMクレドで言うと『クレド2』にあたります。
一方、目的に対し、何かを目指している途中の目標が、
一般的にいう「目標」であり、クレド7でいう達成可能な目標という捉え方を
していきます。

その上で、クレド2と関連する”あるべき姿を描く”とは、
どうすることか?
まずは、”なぜ必要か”を踏まえたうえで、
”何を”するのか、
”どう”するのか
の2つの過程があります。
これらのプロセスを踏まえ、
先進事例や体制構築などの仕組みや手段を考えるのであって、その逆ではないことを
しっかり認識する必要があります。

これらの認識をもとに、これからのあるべき姿を考えていきます。
あるべき姿のスタートは、今考えられるものを仮置きするところから始まります。
これを出発点にして、思考の発散と収束を繰り返しながら、思考の枠を超えた洞察が重要となります。
ここで必要となるのが『問いかけ力』で、
これからこの『問いかけ方』の練習をしていきましょう!
